不眠外来
「眠れない」を、内科から診る。
生活リズムの乱れ、加齢、からだの病気——不眠の原因はこころの問題だけではありません。
当院の不眠外来では、依存性の少ないお薬と睡眠習慣の見直しを組み合わせ、「お薬をやめられる眠り」を目指します。
こんな症状はありませんか
寝つきが悪い:布団に入ってから30分〜1時間以上眠れない(入眠障害)
夜中に目が覚める:眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまう(中途覚醒)
朝早く目が覚める:起きたい時刻より2時間以上早く目覚め、その後眠れない(早朝覚醒)
眠った気がしない:睡眠時間のわりに疲れが取れず、日中の眠気やだるさが続く
こうした症状が週3日以上、3か月以上続いている場合は「慢性不眠症」として治療の対象になります。まずは一度ご相談ください。
当院の治療方針
1.依存性の少ないお薬を中心に
覚醒のスイッチをゆるめる「オレキシン受容体拮抗薬」という新しいタイプの睡眠薬を中心に処方します。
従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べ、依存やふらつきのリスクが低いお薬です。
当院ではベンゾジアゼピン系睡眠薬の新規処方は原則行いません。
2.「やめられる」ことをゴールに
2〜4週間ごとに効果を確認しながら、起床時刻・カフェイン・飲酒・昼寝といった睡眠習慣の見直し(睡眠衛生指導)を併せて行います。
眠りが安定したら、減量・中止を一緒に目指します。
3.からだの原因を見逃さない
いびき・肥満・日中の強い眠気がある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が不眠の原因になっていることがあります。
当院ではご自宅でできるSASの簡易検査に対応しています。
受診の前にご確認ください(重要)
当院の不眠外来が対象とする方
生活リズムの乱れ・加齢・身体疾患(睡眠時無呼吸症候群など)に伴う不眠を、内科の立場から診療する外来です。
精神科・心療内科での治療が適している方
- うつ病、双極性障害、不安障害、統合失調症などで現在治療中、または治療歴のある方
- 気分の落ち込み、意欲の低下、強い不安が2週間以上続いている方
- 死にたい気持ちを伴う不眠でお悩みの方
- アルコールや睡眠薬への依存が心配な方
恐れ入りますが、上記に当てはまる方は当院の不眠外来では対応しておりません。
専門の医療機関(精神科・心療内科)の受診をご検討ください。
また、診察の結果、不眠の背景に精神疾患が疑われる場合には、当院での睡眠薬の処方は行わず、専門の医療機関をご紹介します。
睡眠薬の継続処方のみをご希望の方へ
他院で処方中の睡眠薬(特にベンゾジアゼピン系や複数の睡眠薬)の継続処方のみを目的とした受診はお受けしておりません。
当院の治療方針にご理解いただける場合のみ、減薬を前提としたご相談をお受けします。
診療の流れ
- WEB問診:ご予約時に、スマートフォンから事前問診にお答えいただきます。
睡眠の状態やこころの調子について、受診前に確認させていただきます。 - 診察:睡眠の記録・生活習慣・服用中のお薬を確認し、不眠のタイプ(寝つき・中途覚醒・早朝覚醒)を見極めます。
- 必要に応じて検査:採血(甲状腺・貧血など不眠の原因の確認)や、ご自宅でできる睡眠時無呼吸の簡易検査を行うことがあります。
- お薬の処方:不眠のタイプに合わせて、必要最小限の量から開始します。
翌朝の眠気などの副作用や、運転に関する注意も丁寧にご説明します。 - 2〜4週間後に再診:効果と副作用を確認し、お薬と生活習慣を調整します。
眠りが安定したら、減量・中止を検討していきます。
費用の目安(保険診療)
| 項目 | 患者様負担額 |
|---|---|
| 初診(診察+処方せん) | 3割負担で 1,500円前後 |
| 再診 | 3割負担で 500〜1,000円程度 |
| お薬代(調剤薬局) | お薬の種類・日数により、1か月あたり数百円〜1,500円程度 |
※金額は目安です。検査(採血・睡眠時無呼吸の簡易検査など)を行う場合は別途費用がかかります。
※お薬には、翌朝の眠気・頭痛・悪夢などの副作用が出ることがあります。診察時に詳しくご説明します。
よくあるご質問
- 睡眠薬はクセになりませんか?
-
当院で中心に使用するオレキシン受容体拮抗薬は、従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べて依存や耐性のリスクが低いことが知られています。
そのうえで、漫然と続けるのではなく、眠りが安定したら減量・中止を目指す方針です。 - 薬を飲んだ翌日に車の運転はできますか?
-
睡眠薬の服用中は、眠気が翌朝に残ることがあります。
安全のため、服用中は自動車の運転など危険を伴う作業は控えていただくようお願いしています。
お仕事などで運転が必要な方は、診察時に必ずお申し出ください。 - 市販の睡眠改善薬とは何が違いますか?
-
市販の睡眠改善薬は抗ヒスタミン薬という成分で、一時的な不眠向けのものです。
長く続く不眠には効果が不安定で、口の渇きや翌日の眠気が出やすいこともあります。
週3日以上の不眠が続く場合は、医療機関での治療をおすすめします。 - いびきや日中の眠気も気になります。
-
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れている可能性があります。
SASによる不眠は、睡眠薬よりも無呼吸の治療が優先です。
当院ではご自宅でできる簡易検査から治療(CPAP)まで対応していますので、あわせてご相談ください。 - 精神科・心療内科に通院中ですが、受診できますか?
-
不眠の治療は、現在の主治医の先生の治療方針と一体で行うことが大切です。
恐れ入りますが、通院中の医療機関でのご相談をお願いしています。
ご予約・お問い合わせ
不眠外来は予約制です。
お電話でのご予約・お問い合わせ:072-262-0300
診療時間:月火木金 9:00〜12:00 / 16:30〜18:30、水土 9:00〜12:00、日祝休診
- まずはお気軽にご相談ください
-
お電話でのご予約・お問い合わせ:072-262-0300
診療時間:月火木金 9:00〜12:00 / 16:30〜18:30、水土 9:00〜12:00、日祝休診